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歯科医院経営の安定化への戦略

By 投稿日時: 2023-07-03

歯科医院経営は容易なものではありません。多くの医院は患者の信頼を勝ち取り、長期的な成功を追求するために、常に質の高い診療と優れたカスタマーサービスを提供しなければなりません。そのためには、経営の基盤を安定させることが求められます。今回は、歯科医院経営を安定させるためのポイントについて解説します。

まず第一に、質の高い診療を提供することが重要です。患者の満足と信頼は、医院の評判と長期的な成功に直結しています。質の高い診療を提供するためには、常に最新の医療技術と知識を追求し、スタッフの教育とトレーニングを重視することが求められます。

次に、人事戦略も重要になります。長期的な経営安定のためには、勤務医やスタッフが定住しやすい環境を構築することがキーとなります。スタッフのスキルアップを図る教育や労働環境の改善によるモチベーションの向上はもちろん、医院の規模に見合った人数の確保や給与体系の適正化も重要です。これらの要素は組織全体の満足度を高め、経営の安定に貢献します。

また、財務管理も重要な要素です。適切な費用管理と効率的な運用によって、歯科医院の経営は安定します。具体的には、コストの最適化と収益の最大化を図ることで、長期的な経営安定につながります。さらに、予算を明確にし、必要な投資を慎重に計画することで、財務安定を支えることができます。

最後に、マーケティング活動も重要です。地域社会における医院の存在感を高め、新しい患者を引き寄せるためには、効果的なマーケティング戦略が必要です。デジタルマーケティングの活用や口コミの促進など、多様なマーケティング手法を活用し、医院の知名度を高めることで、経営の安定と拡大を図ることができます。

歯科医院経営の安定は簡単な道のりではありませんが、上記のポイントを押さえながら日々の運営に努めることで、信頼される医院を築き、長期的な成功につながります。

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初心者がレセコン操作で業務効率をアップさせる方法

By 投稿日時: 2023-06-03

歯科医院の受付業務は患者さんにとっても、医院にとっても大切な窓口となります。その中でも、レセプトコンピュータ(レセコン)の操作は重要な業務の一つで、これがスムーズに行えるかどうかで、業務の効率が大きく左右されます。

初めてレセコンに触る方にとっては、操作方法や機能が複雑に思え、戸惑うかもしれません。しかし、基本的な操作はそこまで難しくはなく、スマートフォンやパソコンの基本操作ができれば、レセコンも少しの練習で使えるようになります。

今回は、レセコン操作の基本と、業務効率を上げるためのコツをご紹介します。

保険診療の算定方法を理解しよう

保険診療は決められた算定方法に従う必要があります。例えば、歯周病の治療においては、初回に歯周ポケットの深さを測定する必要があります。このように、診療項目ごとのルールを理解することが、レセコンの正確な操作に繋がります。レセコンは診療内容に応じて算定方法をサポートしてくれるので、基本的なルールを覚えておくと、スムーズに入力作業を行えます。

特に注意すべき点をチェックしよう

レセプト時には、部位と病名の入力に特に注意が必要です。間違った部位や病名の入力は、後の診療やレセプトの提出に影響を与えるため、日々の業務での確認が重要です。また、1回の診療で終わらないケースが多いため、入力内容の確認と修正は必要不可欠です。

摘要欄と疑い病名を活用しよう

レントゲン撮影や投薬で様子を見る場合など、病名を確定できない場合は、「疑い」の病名で入力することが可能です。また、摘要欄を利用して治療内容の補足を行うことで、レセプトの提出がスムーズになります。

国保と社保の違いを理解しよう

国保と社保では、レセプトの審査が異なります。特に社保は審査が厳しいため、正確な入力と確認が必要です。国保は比較的審査が緩やかで、小さなミスは口頭での修正が可能な場合もありますが、確認は怠らないようにしましょう。

慣れて効率化を図ろう

レセコン操作は慣れが必要です。日々の業務で正確な入力を心がけ、チェックを行うことで、月末のレセプトチェックがスムーズになり、業務効率が向上します。また、歯科医師と連携し、お互いのミスをチェックし合うことも効率化に繋がります。

レセコン操作は初心者でも練習と注意を払えば、確実に上達し、業務効率を向上させることが可能です。慣れていくことで、歯科医院の日々の業務がスムーズに進むように努めましょう。

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歯科医院ができる心地よい環境作り

By 投稿日時: 2023-05-03

歯科医院への訪問は、多くの人にとって心地よい経験とは言えないものです。こうした苦手意識の背景には、痛みや不安、過去の悪い経験などが影響しています。しかし、歯科医院は患者の不安を軽減し、信頼を築くことで、より良い診療環境を提供できます。

苦手意識の主な原因は、痛みや不快感を伴う治療への恐れです。これは特に初めての治療や複雑な手術を必要とする場合に顕著になります。また、過去に歯科治療で痛みを経験した人や、歯科医師とのコミュニケーションが不十分であった人も、同様の恐怖を抱えています。

歯科医院側ができることの一つにリラックスできる環境を作ることがあります。患者がリラックスできる歯科医院の環境を整えることは、患者の不安を減らし、信頼を築くために重要です。具体的な取り組みとして以下の点が挙げられます。

■心地よい待合室の設計

最初に目にする待合室は、明るく清潔な空間であることが求められます。自然光を取り入れ、居心地の良い家具や観葉植物を配置することで、リラックスできる雰囲気を作り出します。また、読むものの提供も大切で、雑誌の選択にも気を配ります。

■患者との丁寧なコミュニケーション

患者の不安や疑問を親身になって聴き、丁寧なカウンセリングを行うことで、患者との信頼関係を築きます。治療プランの説明はもちろん、患者の意見を尊重し、安心できる治療を提供します。

■リラックス効果のあるBGM

院内に流れる音楽は、患者の心地よさに直結します。オルゴールやクラシックの音色は、穏やかな気持ちにさせ、リラックス効果が期待できます。

■歯科医院特有の匂い対策

歯科医院特有の匂いは、患者の不安を増幅させる要因となります。アロマを利用して心地よい香りを提供し、歯科医院特有の匂いを軽減します。

■痛みを最小限に抑えた麻酔

麻酔の注射は患者にとって大きな恐怖です。電動麻酔や細い針の使用、注入速度の調整など、痛みを最小限に抑える方法を取り入れます。

■子ども向けの空間作り

子どもが喜ぶ空間を作ることで、歯科医院に対する恐怖を減らし、予防習慣を身につけさせます。絵本や壁紙、治療後の小さなご褒美など、子どもが歯科医院に通うことを楽しめるよう工夫します。

これらの取り組みを通じて、患者がリラックスし、安心して治療を受けられる歯科医院の環境を整えることができます。これは歯科医院が地域社会に信頼され、良い評価を受ける基盤ともなります。

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歯科治療のカウンセリングの大切さ

By 投稿日時: 2023-04-03

歯科治療は、治療のための技術はもちろんのこと、歯科医師と患者とのコミュニケーションがとても重要になってきます。歯科治療には、患者の予想と異なる結果が出ることもあります。これは、歯科医師が患者の想定や要求を正確に把握できていないからです。歯科治療のカウンセリングは、患者が望む結果を実現するために必要不可欠な作業です。

歯科治療のカウンセリングでは、歯科医師が患者の歯と口腔の状態を調べ、患者の要望や望ましい結果をはっきりとさせることが大切です。患者は歯科治療の過程や方法、予想される結果について説明を受け、治療のリスクやメリットについて話し合うことができます。

歯科治療のカウンセリングは、歯科医師と患者との信頼関係を構築する上でも重要です。患者が歯科治療に対する不安や懸念を医師に伝え、医師が患者の不安を解消することができます。

歯科治療のカウンセリングを行わない場合、患者は不満や失望の感情を抱くことがあります。ですから、ぜひカウンセリングを行い、治療を良いものにし、患者との信頼関係を築きましょう。

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口臭治療とは

By 投稿日時: 2023-02-03

自分の口臭が気になる、という方は多いです。口臭は、自分で確認することが難しいため、気づかないうちに周りの人に迷惑をかけているのではないか、と心配してしまいます。そのようなときには、医療機関に行って、口臭治療を受けるべきですが、では、それはどのようなものなのでしょうか。

口臭治療は、口臭の原因によって、異なります。

まず、むし歯などの病気による口臭は、その病気を治すことが最優先となります。むし歯はすぐに治すことができますが、他の病気には、治すことが難しいものもあるため、継続的に通院しましょう。

飲食や、タバコなどによる口臭は、食生活を見直したり、また、タバコにより付着したヤニを取り、クリーニングすることで、治療とします。

生理的口臭は、主に唾液が足りていないことが原因であるため、唾液を十分に出せるように、治療します。

口臭治療を受けに行き、適切な治療を施しましょう。

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型取りしなくて良くなった理由とは

By 投稿日時: 2023-01-03

歯科医院に行き、むし歯などの治療を行う際に、昔は、型取りをしていました。しかし、今は型取りを行わなくて良くなりました。では、それはなぜでしょう。

型取りは、そもそも、歯の模型を作るために行うことです。歯の模型を作ると、被せ物や、詰め物、それから入れ歯を正確に作ることができるためです。型取りのためには、口の中に粘度のような液体を入れることになるため、とても不快感を抱きやすい行為であるため、避けたい、と考える方は多かったようです。

そこで、口腔内スキャナーというものが開発されました。口腔内スキャナーは、ペンのような細いスキャナーを、口の中に入れて、何枚か写真を取るだけで、口の中、歯並びなどの情報を正確に取得でき、それを元に、正確な被せ物や、詰め物、入れ歯を作ることができます。

技術の進歩によって、治療の不快感が減ったのです。ですから、ぜひ嫌がることなく、治療を行いましょう。

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乳児からの対策

By 投稿日時: 2022-12-03

たとえば、スウェーデンでは、まだ歯が生えていない赤ちゃんのときから授乳後に歯ブラシを口の中に入れて自然に歯ブラシに慣れさせるのが当然だそうです。そうすることで子どもは乳歯が生えてから急に歯ブラシを入れられることにストレスを感じなくなり食後に歯磨きをすることに抵抗を覚えなくなると言います。また、同じく北欧のフィンランドにも学ぶべきアイディアがあります。フィンランドでは、歯磨きやフッ素のほかにキシリトールを食後に摂ることが推奨されています。天然由来の甘味料キシリトールには、虫歯の原因となる歯垢や酸をつくらないように働きかける力があるため、甘いおやつの代わりにキシリトール入りのガムやタブレットを摂るのが子どもたちの当たり前のスタイルなのです。

普段の生活を見返してみると、私たちのしあわせな生活には健康な歯がなくてはなりません。好きな時に、好きな場所で、好きなものを食べられる、ということは、幸せな人生に欠かせない要素です。だからこそ私たち日本人にも、歯への意識変革がいままさに求められているのです。

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歯のトラブルと治療

By 投稿日時: 2022-11-03

歯が痛くなったときは、歯科医院に飛び込みますが、痛みを取り除いてほしい気持ちが優先して、どのような治療が施されているかを説明されても、冷静に理解することは難しいかもしれません。

しかしながら、抜かなくてもよい神経を抜かれたり、不十分に治療がされて、治療したはずの歯が、しばらくしてまたトラブルを起こすということもあるようですので、気を付けなければなりません。

患者は専門家ではありませんので、治療の進め方は医師にお任せするしかありませんが、少なくとも自分の歯がどのような状況にあるのか、これからどんな治療が進められるのかを確認させてもらうことも大切です。

近頃では技術も進み、自分の歯の状態をいろいろな角度から画像で見せてくれる歯科もあり、疑問に思ったことを歯科医にすぐに聞きやすい環境にもなっているようです。

一生使うことができるかもしれない大切な歯のことですので、納得したうえで治療を受けることが大事かもしれません。

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インプラントと歯周病

By 投稿日時: 2022-10-03

皆さんは「インプラント」も歯周病になることをご存知てらっしゃいますか。歯周病は、天然の歯に限って起こることではありません。インプラントをされている方も、毎日のデンタルケアを怠ったり、定期的な歯科検診から逃げまわっていると、知らない間に歯周病が悪化してしまう可能性もあるのです。

インプラントの方の歯周病が悪化することは、天然の歯と同じように人工の歯を支えている骨が、歯周病菌によって溶け出してしまい、最悪のケースにおいては、せっかく苦労して入れたインプラントが抜け落ちてしまうことなども考えられます。

毎日のデンタルケアや定期検診は、人によっては面倒だと考える方もいらっしゃるでしょう。ですが怠ってしまうことによって失う口内環境の健康への代償は大きいものとなりかねません。定期的なメンテナンスを行うことが口内環境を守る術であることは忘れないでいただいたい事柄です。

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インプラントとは

By 投稿日時: 2022-09-03

インプラントという言葉を聞いたことあるけれど、具体的にどういうものがわからないという方はたくさんいます。この文章では、インプラントとはなにか解説していきます。

インプラントは人工歯根と言われています。インプラント体を顎に埋め込み、その上にセラミックなどでできている人工歯を装着することで、天然の歯が持っていた噛むという機能を取り戻すというものです。

入れ歯よりも噛み心地がよく、見た目も天然の歯と遜色ないため、優れているといわれているインプラントですが、インプラントには天然歯が持っている機能がありません。

天然歯には歯根膜という膜があり、ものを噛んだとき、その衝撃を吸収するという役割を果たしていますが、インプラントには歯根膜が無いため、衝撃を吸収してくれません。

また、歯根膜には血液が通っているため、もし歯周病菌などによって炎症が起きたとしても、白血球などが防御してくれるため、それなりに悪化を防いでくれます。

しかし、インプラントには血液が通っておらず、白血球がないため、インプラント周囲炎が起きやすいです。

また、天然歯は実は細菌が簡単には入って来れないような構造になっているのですが、インプラントは入って来やすい構造になっています。
このようなインプラントには、歯科医院による定期的なメンテナンスが欠かせません。

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