レセコンと電子カルテとはどう違う?

レセコンと電子カルテは、現在の医療現場において欠かせないツールです。そのどちらも事務作業を軽減することが目的であるため一括りにされがちですが、レセコンが「会計情報」で電子カルテが「医療情報」と、扱う情報が全く異なります。

レセコンとは「レセプトコンピューター」の略語で、レセプトと呼ばれる医療明細書を作成するために2000年の初頭に登場しました。

診療や治療内容によって患者が支払う費用は異なりますので明細を作成するには高度な知識と複雑な計算が必要でしたが、レセコンの普及により受付から診療内容の記録、会計・処方薬の発行の全てを短時間で処理できるようになり、会計事務の業務効率化とコストの大幅な削減が実現しました。

一方の電子カルテは、従来の紙で管理していた情報を電子化したシステムを指します。

カルテの保存・保管やデータ検索が容易になることと、看護記録や画像情報なども診療に必要なデータを一括管理できることが特徴で、医療事務の業務効率化と診察時間短縮に繋がるため、少ない時間で多くの患者を診ることができるようになりました。

現在では更なる効率化を実現するため、レセコンと電子カルテを連携した一体型の製品の開発も進められています。

                   

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